血液型の確率を知る ~日本と世界の割合は違う~


日本と世界の血液型の分布割合を知ろう!

血液型はRH型とABO型によって分けられています。

血液型性格診断や占いなどでよく知られているのはABO型ですね。

これは赤血球の細胞分子の形によってA型、B型、O型、AB型の4つの血液型に分類する方法です。

医学的にも輸血の際にはABO型が調べられるので、ちゃんと学術的な意味合いの強い分類方法です。

日本人はこのABO型による性格診断が大好きですよね。

几帳面な人はA型、大雑把な人はO型、自由気ままなB型、つかみどころのないAB型というような血液型性格診断はだれもが一度は行ったことがあるのではないかと思います。

しかし、この血液型による性格診断をここまで面白がってやるのは世界広しと言えども日本人ぐらいではないでしょうか?

外国では自分自身の血液型さえ知らない人が先進国でもかなりの割合でいるのです。

しかしこの分類法はきちんとした医学的根拠に基づいているので、血液型の分類マップは各国で作成されています。

私たち日本人に一番多いのはA型で全体の約38%、次いでO型が多く全体の約31%、B型約22%、AB型約9%と言われています。

アジア圏は比較的A型の割合が多く大体30%台の人がA型の血液分布であるという統計があります。

またA型が最も多い地域はヨーロッパで、ヨーロッパ全体を見ると30〜40%台の人がA型という調査結果があります。

特に寒い地域にすむラップ人やサミィの人々は全体の半数以上がA型らしいです(地域によっては90%にも達するとか!)。

同じ欧米人の血を引く北米の人でも、カナダ人はやはりA型が多いのに対し、アメリカではぐっと減って20%程度になります。

これが南下して南アメリカ大陸になると10%以下になるので驚きですね。地球上の陸地を俯瞰で見るとアフリカ、ユーラシア、オーストラリア大陸は大体A型が多く、南北アメリカ大陸だけ低いのが興味深い結果になっています。

では、そのアメリカ大陸で覇権を握っている血液型は何かというと、O型なんですね。南米ではなんと90%以上がO型という国が多いんですよ。

アラスカやカナダ北部の一部、北アメリカ大陸でもメキシコあたりは殆どがO型という地域がありますね。

日本ではA型に次いで多いのがO型ですからA型とO型は世界的にみても多い血液型ということになります。

では残りの血液型はどうでしょう?

B型は日本人の約22%程度でしたがインドや中近東(イランやアフガニスタン)あたりはB型の割合がぐっと増えて25〜30%程度になります。

ユーラシア大陸では10〜20%程度で平均的に広く分布していますが、アメリカ大陸になると北米南米とも10%以下となり極端に少なくなります。

AB型は世界的に見ても少なく全体の5%程度という地域が多いですね。

したがって日本人の約9%がAB型というのは世界的に見ても多い方ではないかと思います。




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