血液型で本当に性格の違いが出るのか?


血液型ネタが大好きな日本人

日本人で飲み会やパーティなど人が集まる席で必ずと言っていいほど盛り上がるのが、血液型による性格診断や血液型占いですね。

誰もが一度はこれを肴に盛り上がったことがあることと思います。

私たちがよく知る血液型による性格診断では、A型は几帳面、真面目、神経質、潔癖性、冷静沈着であり、O型はおおらか、大雑把、血の気が多い、陽気、リーダーシップを発揮する等のイメージがありますね。

B型の場合は天才肌、自分勝手、マイペース、センスが良い、突飛な行動を起こすイメージで、AB型はつかみ所が無いという感じでしょうか?

しかし医学的あるいは科学的には血液型による性格診断には何の根拠も無いとされています。

しかし、テレビ番組などで検証実験をしてみると確かに血液型によって行動パターンが変わってくるという結果が何度も紹介されています。

そこには一体どんな理由があるのでしょうか?

これらを細かく検証する前に、世界的に見た血液型分布を血液型性格診断に当てはめてみましょう。


世界の血液型分布

まずA型はアジア、ヨーロッパ、カナダなどに多く、O型はアメリカ大陸に多く、特に南米ではO型の割合は8割を超える地域がみられ、O型天国と言ってもよい国が点在しています。

B型はインドや中近東に多い血液型で、AB型は世界的にみても希少な血液型と言えます。

こうして血液型の分布図を見ると、確かに社会的地位や伝統、格式を重んじ真面目なイメージのあるヨーロッパはA型、個よりも集団を重んじ、品行方正を美徳とするアジアもA型、アメリカ大陸のようにラテン系のおおらかで陽気、悪く言えば大雑把な感じはO型、インドや中近東のようにミステリアスでどこかしら個性が強いお国柄はB型が多いと言えなくもないですね。

したがって血液型によって性格が変わるという分類は、例え医学的あるいは科学的根拠は無くてもそれを完全に否定する根拠もないので、「もしかしたらあり得るかもしれない」という仮説は成り立ちますね。

では血液型によって性格が変わるとする意見に注目してみましょう。


日本人は血液型性格分析が大好き人種

一番有力な説は「日本人は血液型性格分析が大好き人種説」です。

上記のように血液型で性格を分類しようとするのは日本人独特の感性です。

欧米では先進国でも自分自身の血液型を知らない人がとても多く、普段は相手の性格を血液型から把握しようとする習慣がありません。

ところが日本人は小学生でも相手の性格を血液型から判断しようとします。

つまり血液型と性格を関連づけるデータベースが既に脳内にインプットされているんですね。

そこで自分がA型なら自分自身は真面目で几帳面であるはず、という自己暗示を無意識のうちにかけてしまいます。

また社会生活を送る上でも、友達同士でお喋りしている時に「○○ちゃんて几帳面だよね、もしかしてA型?」「うん、そうなの」という会話を重ねるうちに、他人から見た自分もちゃんとA型人間として映っているということに安心感を覚えるんですね。

それでますますA型はA型らしく、O型はO型らしく振る舞わないとイケナイという風に暗示が強まっていくのです。

これが医学的、科学的根拠はなくともちゃんと血液型別の行動として顕われてくるのです。

考えてみれば常識や国民性というのが形成されるのもこれに似ています。

社会的な背景を共有することでその国の中での常識や国民性は育まれていきますよね。

日本人特有の血液型による性格分析もそれだけこの分類法が一般化しているということの証拠なのだと言えるんですね。

だから、日本においてはこの説は正しいのであり、血液型の世界分布に照らし合わせてもこの分類法は間違ってはいないということになりますね。




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