犬(ペット)の血液検査の見方、料金


ペット数は年々増加している
少子化が進んでいる現代の日本ですが、それに反比例して増えているのがペットの数です。

特に犬の登録件数は平成21年度には680万頭を越え、平成23年度には700万頭に迫る勢いで増え続けています。

震災を含めた自然災害が増加していることを考えると凄まじい勢いで増えていることになりますね。

尚、これは保健所に登録されている犬の数ですから、潜在的にはこの倍以上の犬が飼われていると考えられています。

平成25年度4月1日時点での日本の15歳未満の子供の数は1649万人で、こちらは年々10万人近いペースで減り続けていますので、もうまもなくペットとして飼われている犬の数と子供の数が逆転してしまうかもしれませんね。

いや、ペットは犬だけとは限りませんから犬と猫を合わせた数で考えると既に抜かれていると考えられます。

もはやペットはかけがえの無い家族の一員なのです。のために、血液透析についてもう少し詳しく説明していきたいと思います。


ペットの血液検査は人間と同じ?
ペットの数が増えるとともに都市部を中心として動物病院の数も増えています。

犬は人間に比べると短命ですが、一日でも長く一緒に居たいと願うのは家族ですから当然ですよね。

ペットの健康に関する関心の高まりは医療技術の向上ももたらしました。

今では人間と同等の治療が受けられる高度先進医療も登場しているんですよ。

定期検診や病気や怪我の治療時に行われる血液検査に関しても、ほぼ人間と同等のチェックが可能になっています。

とはいえ犬と人間では体の構造が違いますから血液検査の項目と正常値は違いますが血液一般検査、血沈、生化学的検査、ウイルス学的検査、特異的免疫学的検査などほぼ人間と同じような名目の検査が行われます。

特に目立った体調の変化が無い場合には人間の健康診断と同じように定期健診時に血液学的一般検査、血沈、生化学的検査が行われ、全身状態のチェックが行われます。

ただ、人間と違って犬には健康保険制度がありませんから全額飼い主の負担となります。

したがって費用は医療機関によって変わってくるのが現状ですね。

人間の医療機関でも自由診療に関しては病院毎に医療費を設定してよいことになっていますので動物病院では尚更です。


ペットの医療費と保険
東京や横浜のような大都市圏では動物病院の数も多く、価格競争が生まれ医療費の安い医療機関もあるようですが、地方のように動物病院の数が少ないと医療費は高めになってしまう傾向があると指摘する専門家もいます。

筆者は東京在住で犬を飼っていて、近所には5〜6件の動物病院がありますがやはり医療機関によって治療費は異なります。

かかりつけの病院がありますが、ちょっとした病気や怪我の治療の時でもやはり1〜2万円以上の負担は覚悟していくことになりますね。

定期検診で問診と血液検査だけなら5000円程度かかることになりますが、こればかりは地域性があるので一概には言えません。

こうしたペットの治療費を軽減するためにはペット保険に加入しておくことがオススメです。

大手のペット保険ならカードを提示すれば窓口で支払う時点で医療費負担が半額になります。



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 血液をサラサラにしよう

気になる症状別検査項目
 糖尿病が気になる人はこの検査    GLU(血糖) HbA1c インスリン FRA GA 1,5-AG
 高脂血症が気になる人はこの検査  T-cho TG(中性脂肪) HDL-C LDL-C
 痛風が気になる人はこの検査     UA(尿酸) CRP 赤血球沈降速度
 貧血が気になる人はこの検査     赤血球数 ヘモグロビン Fe TIBC UIBC フェリチン
 お酒の飲みすぎが気になる人はこの検査    γ-GTP TG(中性脂肪) AST ALT


血液疾患
 赤血球の病気     鉄欠乏性貧血 巨赤芽球性貧血 溶血性貧血 再生不良性貧血 
                骨髄異形成症候群 悪性貧血
 白血球の病気     白血球減少症 白血球増加症 移植片対宿主病(GVHD) 白血病
 リンパ系の病気   リンパ節炎 リンパ浮腫 伝染性単核球症 悪性リンパ腫
 血小板の病気    紫斑病 播種性血管内凝固症候群(DIC) 血小板減少性紫斑病 
                血小板機能異常症 
 骨髄・脾臓の病気  多血症 骨髄線維症 脾腫 脾(臓)機能亢進症


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検査について
検査の流れ
検査のときの注意
検査の基準値


生化学検査
T-Bil
D-Bil
TTT
ZTT
AST(GOT)
ALT(GPT)
ALP
ALPアイソザイム
LDH
LDHアイソザイム
γ-GTP
LAP
CHE
CPK
AMY(アミラーゼ)
T-cho(総コレステロール)
LDL-C
HDL-C
TG(中性脂肪)
TP(総蛋白)
Alb(アルブミン)
A/G
プレアルブミン
BUN(尿素窒素)
UA(尿酸)
Cre(クレアチニン)
Na(ナトリウム)
K(カリウム)
Cl(クロール)
Fe(鉄)
TIBC
UIBC
フェリチン
GLU(血糖)
HbA1c
インスリン
FRA(フルクトサミン)
グリコアルブミン
1,5-AG
アンモニア
心筋トロポニンT
BNP
ビタミンB12
葉酸
MMP-3
プロカルシトニン
シスタチンC
KL-6
クォンティフェロンTB-2G
血液ガス検査
CRP


血液一般検査
赤血球数
白血球数
ヘモグロビン
ヘマトクリット
赤血球数・指数
 (MCV、MCH、MCHC)
血小板数
網状赤血球数
赤血球沈降速度


凝固・線溶検査
PT(プロトロンビン時間)
APTT(活性化部分トロン
      ボプラスチン時間)
TT(トロンボテスト)
HPT(ヘパプラスチンテスト)
Fib(フィブリノゲン)
FDP
Dダイマー


免疫・血清学検査
HBs抗原
HBs抗体
HCV抗体
梅毒血清検査
HIV抗体
RAテスト

アレルギー反応検査
非特異的IgE(IgE)
特異的IgE(RAST)

腫瘍マーカー検査
CEA
AFP
PSA
CA19-9
CA125
PIVKA-Ⅱ
SCC
SLX
CA15-3

甲状腺検査
FT3
FT4
TSH